百合ゲームレビュー -Works of "L" favorites-

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LUXMAN L-550AII

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先日に述べた、ラックスマンの純A級プリメインアンプ。
当時のラックスにおける石プリメイン五兄弟の四男だった。

やはりアンプはmade in Japanに限る、スピーカーはどうしても船来ばかりだけれど。

ボリュームメーターはメカメカしくて所有欲を満たしてくれる。

小さい花火の音が入力された時に、針が思いっきり右側に振れて、
重低音のパワーは危険だと思う様になった。
あれ以来、雷、花火、爆発音などがする時は音量を小さくするクセがついてしまった。

メーターが無いと駄目って人も多いし、自分も当初は喜んでいたけど、
視界に動く余計な物があると集中力が削がれる為、不要だと思う様になった。

これの電源を入れて30分もすると部屋の温度が3度程上がって、
クーラーの冷風を凌駕する勢い。あの夏は暑さとの戦いだった。
“暑いときはラーメン”みたいなノリでロックを聴くのが流行っていた、自分の中で。

扇風機2台で冷してた為か、故障の兆しは無かった。
排熱を忘れてアンプを壊した事が無いのは、私の小さな誇りの一つ。

リモコンでのボリュームは3dB刻みくらいで極端だった。
電子ボリュームに慣れていた身の上としては、音量調節が難しかった。

やはり純A級は良い、音が生きている。身体が自然とリズムを刻む。

ラックスのプリは暖色系で、パワーはミネラルウォーターみたいな感じがした。
プリメインだと、どっちかだけ選んで使うという遊びも楽しめた。

バランス入力があるのはこのアンプの良心の一つ。
ノイズが混入しづらい為、S/N比が若干だが良くなる。

帰還回路のODNFも素晴らしい、どういった仕組みかは良く分からないけれど、
音の全体から負の要素だけを取り除いてくれる。良い部分を失う感じが無い。
抵抗値を上げて強引に音をろ過するのとは、一線を画している。

パワーアンプとしての駆動力は、ウーファーのマグネット重量1kg以内くらいだろうか、
フォスのG1300は鳴らなかったという話を聞いた事がある。
逆起電力や背圧にもよるけど、瞬時電流供給能力が足りなかったのだろう。

ネオジウムを使用した非モニター系のスピーカーが向いていると思う。

パワー部のコンデンサーは10000μfが4つ。
大容量のコンデンサーは見て分かる通り、スピードよりパワー重視。
軽快な程ではないけれど、そこまで足は遅くない。

前にも書いたけど、タンノイのAutograph miniとの相性は良かった。
タンノイの持つ気品に柔和さを加えてくれた。

駆動力を持て余す為、スピーカーは邪道だがサブウーファーに直列接続した。
何とかオーケストラも聴ける様になった。

後継機では遂に、電子制御アッテネーターLECUAが搭載され、
ODNFの回路もブラッシュアップされた。あらゆる面で本機を上回っている事だろう。

P10100811.jpg

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  1. 2014/11/06(木) 06:17:07|
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Micropure Cz201ES

gyj5j56i4i7 (2)

古いコンデジだと、折角の木目もイマイチ映えない。
全く撮り方を知らない昔を思うと、少し恥ずかしくもある。何年も前の写真だ。

村田製作所の球体セラミックツィーター、
ダブルネオジウムマグネットを使用した100mmペーパーコーン。

先日からくどい様だが、ネオジウムはやはり良い物だ、設計時に排熱にさえ注意すれば。
フェライトだったら何倍もの質量が必要になる所。

ダイナミックレンジが充分で、上がる音圧が面白くて仕方無かった。
フロントバッフルの隙間のお陰か、内圧が上がらない開放型の鳴りを思わせる。

フルレンジ+スーパーツィーターだと、
3000Hz以降の高音の指向性が極めて悪く、暖色傾向の音と相まって不自然だった。
スーパーツィーターのお陰で音場は広大だった、流石は村田製作所。

村田製作所にはオーディオ界に再臨して頂きたい所だ。

タンノイのAutograph miniと違って気品は感じられないが、牧歌的でありながらも、情熱的だった。

こんな小さいのに見事な胴鳴りだった、ウッドベースの雰囲気を上手く再現していた。
無論、ソースには本来無い音が付加されてはいたが。

エンクロージャーは日本のギター職人が手掛けた物だ。
スピーカー端子も良いのを使っている。

バッフル板の締め具合は特許か何かは分からないが、
あちこちで、“タンノイがやってた事だよね”という声を聞いたものだ。


gyj5j56i4i7 (5)コピー ~ gyj5j56i4i7 (4)

[タグ] オーディオ
  1. 2014/11/05(水) 02:07:13|
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ESOTERIC MG-20

i.jpg

とても冷たい音だった、楽器系の外観だがモニター系に近い。
ベース部も金属と合金を使用していて、4kgもあった。

定価は70万越えであるのに、実売は30万前後で投げ売られ、
至る所で白い目で見られていたが、これも音は本物だった。

エソテリックが設計しタンノイが製造した、日英の混血児。
英国の職人の技術が、当然ここでも生きていた。

理性的で冷淡、同じ英国製でもATCは炎属性、タンノイは風属性、エソテリックは氷属性だった。
(重ねて言うが、エソテリックは日本のメーカー)

エソテリックはデジタルアンプばかり作っているから、音作りがどうしても無機質になる。

フォステクスのスピーカーに近いかもしれない、
あちらもエンクロージャーは木材(ブナ)を使っていて、ユニットはマグネシウムだ。

アンプにはラックスマンのM-600Aを合せたが、低域には張りがあり、
とても165mmのユニットとは思えなかった。

音場は縦にも横にも広くて、その点は最高に心地良く、
これで聴くグレゴリオ聖歌には無上の喜びがあった。悲嘆の中に生まれた慈悲の心を感じた。

ユニット配置は仮想同軸で、縦にも広い音場。

ウーファーは並列故、負荷が軽減され約6dB分の低歪み化。
加えてデュアルマグネットの為、磁束漏洩は少なく、磁束密度は充分だ。
低域の歪みは90dBでも0.5%以内に入るくらいの静粛性を感じた。

96%のマグネシウムは、純マグネシウムには程遠く思われるかもしれないが、
これまでに聴いたどの合金よりも癖が無かった。

一般に合金ウーファーは共振の為に、6000Hz辺りで暴れる事が多く、
ハイハットが不自然でストレスになっていたが、このユニットではそんな事は無かった。

ツィーターはネオジウムマグネットの為、少量でも磁束密度は確か。

聴いていて楽しくなる事は無かったが、共にある事に誇りを感じられるスピーカーだ。

i (1)

[タグ] オーディオ
  1. 2014/11/04(火) 01:28:07|
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