百合ゲームレビュー -Works of "L" favorites-

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FLOWERS 拙劣なミステリーについて

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序文:


『FLOWERS』のミステリィが稚拙である事は、良識派にとっては自明である。
その根拠については、既に以下に挙げた通り。

FLOWERS 春篇 詳細レビュー 「推理」について

この場にて、改めて
『FLOWERS』のミステリィ描写の是非を検討する次第である。

また、これから行う事は、感情移入(自己投影)に関しても重要な意味を持つ為、
ミステリィ自体を問題としない者にとっても有益であろう。

まず最初に、“ミステリー”と“ミステリィ”が、その実体において同一ではなく、
全く異なるものであると考える者は、ここからはお引き取り願おう。
またもしも、ミステリーには原則など一切存在しない、と言ってはばからぬ者もこの場には相応しくない。

仮に
ミステリーに原則が一切存在しないとするなら、それはもはやミステリーではない。

では、始めよう。以下の手順にて示して行く事とする。
(以下は
厳密ではないが、これで十分に一般的な同意くらいは得られるだろう)

前提一:原則を無視したミステリーは拙劣である
前提二:FLOWERSのミステリーは原則を無視している

結論:FLOWERSのミステリーは拙劣である



原則:


原則を示す為、『ミステリーの書き方』 より一部を抜粋しておこう。

題名:『ミステリーの書き方』
出版:講談社文庫
著作:アメリカ探偵作家クラブ
編集:ローレンス・トリート
訳出:大出 健



“ところで「ミステリー」とは何だろうか。このレッテルはかなりルーズに使われているが、
本格的なミステリーは本来、しっかりした論理的な構造を持っている。
ミステリーの骨格は四つの要素からできている。この四つの要素を、
本格ミステリーの四つのルールと呼ぶことにしよう。

ルール1――犯罪が起こること。犯罪の関係者は読者の気を引くに足る人物
でなければならない。犯罪は、例外もあるが、普通は殺人だ。
殺人はこの世で最も重大な犯罪だからである。事件が解決されて犯人が
捕まればいいと読者に思わせるような犯罪でなければならない。
カウボーイの一団が町でピストルを乱射して酔っ払いに怪我をさせただけというなら、
特にどうということもない。が、酔っ払いが実は変装したスパイで、
それを狙って撃ったのだとか、犯人が帽子に鳥の羽根を飾った謎の大泥棒だったとかいえば、
読者はがぜん興味を引かれて結末を知りたくなる。

ルール2――犯人が早いうちに登場すること。誰が犯人なのかを読者に
気づかせないのは作者の仕事のうちだが、だからといって、二一四ページで
初登場した人物が次のページで実は犯人だったとわかる、
などというのはいただけない。犯人も早くから登場して、読者の目に映っていなければならないのだ。

ルール3――作者はあくまでフェアであること。指紋とか赤いスカーフとかの
物的証拠から登場人物の性格や互いの気持ちまで、
手掛かりはすべて書き込んでおかなければならない

読者は主役の分身で、主役の知識イコール読者の知識なのだ。
探偵が「殺したのはお前だ。お前は左利きだから」と犯人を指摘する以上は、
左利きでなければできない殺し方で、しかも名指しされた人物だけが
左利きであることを前もってどこかに(もちろん、それとなく)
書いておかなければならない。気の弱い女教師が実は残忍なスパイだった
という結末にしたければ、この先生が元女優だったとか、
時には残忍なこともやれるのだとかいうことがわかる場面を、入れておくべきである。

ルール4――探偵は犯人を捕まえようと手を尽くし、犯人は探偵の目をごまかして
逃れようと知恵を絞ること。偶然は禁物である。モリアリティ教授が隠れ家で
のうのうとし、シャーロック・ボーンズ氏が安楽イスでくつろいでいることにして
おいたくせに、この先に怪しい奴がいると通りがかりの人がたまたま
教えてくれたおかげでボーンズ氏が教授を捕まえて、「こうなることは
初めからわかっていた」と説明してみせるなどという結末にするのでは話にならない。”


以上にて、原則は示されたものとする。



前提:


次に、以下は自明であると見なす。
前提一:原則を無視したミステリーは拙劣である


続けて、以下を示そう。
前提二:FLOWERSのミステリーは原則を無視している

α:八重垣えりかの登場は、ルール2に反している事は明らかである。

また、推理を始め出した主人公が突然、彼女のドミトリー(宿泊施設)へと急ぐのは、
プレイヤーにとってはその場所さえも未知である故、
ルール3にある“読者は主役の分身”という点にも大きく反する。

一般的な人間(プレイヤー視点)には、見ず知らずの場所や人を目指して疾走する趣味は無いだろう為、
主人公がプレイヤーを無視して独走する様は、自己投影(感情移入)の点において最悪のものである。

β:沙沙貴苺の失踪が、ルール3に反する事については、以下の「脚本」項にて示された。

FLOWERS 詳細レビュー 「脚本」について

γ:更に、推理の為に用いた手掛かりが、ルール3に反する事については、以下にて示された。

FLOWERS 詳細レビュー 「推理」について

以上の三つ(α・β・γ)によって、以下が示された。

前提二:FLOWERSのミステリーは原則を無視している




総括:


前提一:原則を無視したミステリーは拙劣である
前提二:FLOWERSのミステリーは原則を無視している
 結論  :
FLOWERSのミステリーは拙劣である

以上を以って、FLOWERSのミステリーは拙劣である事が証明された。




[タグ] FLOWERS
  1. 2015/01/31(土) 13:38:47|
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きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月 感想/レビュー

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◆序文:
(注意点、心得)


まず、本作において大きな欠点は存在しない。

本作は日常系であり、脚本の技巧や卓越した演出等は見当たらないが、
丁寧なスクリプトや効果音は好印象。ギャグも練られていて、読んでいてストレスを感じない。
セリフや雰囲気も良い意味で現代的。
しかし日常物故、物語性はあまり無い。

百合的な面でも、道具を使う事もなく、男性が絡んで来る事も当然い。

日常物の為、三角関係になってギスギスしたりする事もない。
また、三人だからと言って、三人でそういう行為に走ったりはしない。

言わばハートフルな作風。

作画は正面と前斜め以外は不慣れな印象。しかし、塗りと絵柄の方向性は個人的には好み。

全体として見た時、日常系作品としては、確実に良作の部類に含まれる。

以下、ネタバレは
「脚本」項のみ。

個人的にだが、ギャグ以外には脚本に特筆すべき点は無く、

以下のレビューを読んでも得るものはほとんど無いだろう。
念の為に言うが、キャラデ、音楽、背景と、どれも質はそれなりに高い。



◇攻略:


プレイ時間目安:七時間


一週目の攻略は、最初に陽菜固定で、相手を倫と文から選ぶ形。
いずれにせよ三回の選択肢で一方を連続で選んでおけばいい。

エンドを迎えた後、スタートから
始め直す事となる。物語開始にあたって
プロローグを選択
するのだが、ここで
倫を選ぶと、倫と文のカップリングが見られる。

文章で説明するより、キャプチャー画像を見るのが手っ取り早い。
以下は、<陽菜×倫>、<陽菜×文>を攻略した後に、“START”から始めた場合。


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簡易表:


天使ルートは割愛する。寮長と絡んで、ちょっとした秘密が明かされるのみ。
百合作品において、×の前後関係は重要ではない。

脚本 (what to tell 何を描くか)

×陽菜陽菜×文文×
物語
D+D+D+
構成
D+
D+D+

(※一.物語とは、世界の変革、個人の心境変化、それらの変化量。描出すべき事象の過不足の無さ)
(※二.構成とは、物語を描く為の適切な場面の配置、伏線起伏、溜め、ミスリード、小道具の使用等)


演出 (how to show どう描くか)

×陽菜陽菜×文文×
脚本的
C-C-C-
作画的
C
C
C
音響的
B-B-B-
スクリプト
B-B-B-

(※一.脚本的演出とは、見せ場を指す。出会い、別れ、愛情、信頼、危機、対決、和解、真実の劇的発露)
(※二.作画的演出とは、印象的な絵。構図、背景、表情、所作、衣装、色、光、象徴、対比、レンズ効果等)
(※三.音響的演出とは、音楽と効果音の使い方。挿入歌は含むが、演技とシステムボイスは含めない)
(※四.スクリプトとは、画面効果を指す。アイキャッチ、ワイプ、暗転、立ち位置や表情の変化等も含む)




◆脚本:
(シナリオ、構成、テキスト、表現)


各ルートはシーンの差し替え程度。天使ルートは若干哲学的に物語を俯瞰するのみ。
三人称視点で、内面描写は無い。(天使が三人を見守っているという設定)

キャラは四人+(一人?)だが、特にメインの三人はみな魅力的だ。
基本的には、倫がお父さん役、文がお母さん役、
陽菜がペット……じゃなくて子供役。

三人の中で二人が接近し過ぎると、残りの一人が置き去りになるものだが、
どのルートでも一人が二人を祝福する形で丸く収まる。

また相手によって、そういった行為の攻守が逆転するのも良い。

優れたギャグが注目を集める。この短時間に二十回は笑わせられただろうか。
いわゆる“天丼”を使う事が多い。倫がボケて、陽菜が鋭いツッコミを入れるのが基本。
そして文がそれを暖かく見守る。

ネタの引用では伝わらないが、前後の文脈と、演技と演出を含めるとかなり笑える。

・ローキックはやめろ → ミドルキックだ!
・おいジャイア○
・父さんと母さんはする事がある
・一人芝居全般

誤字は一回か二回だけで、かなり少ない。

他所で比較的退屈な箇所が、本作のテキストの代表の様に挙げられている為、
特に笑える所を引用しておこう。繰り返すが、演技と演出が実際には加わる為、さらに面白くなる。

状況:
陽菜が自身の誕生日に気付いてもらいたくて、ぐずり出す。

倫 「12月5日ってタイのプミポン国王と同じ誕生日だな」

陽菜 「知らないよ、誰だよ!」

倫 「あ、ごめん。正確にはプーミポンアドゥンラヤデート。ちなみに意味は『大地の力・比類なき権威』だよ」

陽菜
「正確になって余計に分かんなくなったよ! ていうか浅生さん何言いかけて――」

文 「プ、プミポン……ぷぷっ、かわいい」


陽菜 「
プミポンつぼっちゃってるし!」

文 「うふっ、ふふっ、あ、あのですね、その日に……プ、プミポンっ」

陽菜 「あの、プミポンが落ち着いてからでいいよ」

文 「ご、ごめん……なさい……あははっ」

倫 「ねぇヒナポン?」

陽菜 「誰がヒナポンだっ!」

文 「ヒ、ヒナ……ポンっ!ぷっははっ」

火に油。

陽菜 「余計なこと言うな!」

倫 「分かったポン」

文 「あは、あははははっ! い、息がっ! お腹がっ!」

陽菜 「倫っ!」

文 「ふぅ……何とか、落ち着きました」

倫 「大丈夫? フミポン――ぐっ!」

陽菜 「がぁっ!」

文 「あのですね。テストが終わってからお部屋でお誕生日会をしませんか?」

陽菜 「お誕生日会? ほんとにっ!?」

文 「はい。サプライズにしようかとも考えたのですけど、テスト期間と被ってて
あまり凝った準備は出来そうになくって」

陽菜 「ううん、ありがとう! すっごくうれしい!」

文 「よかった。三人でお祝い出来たらいいなって思ってたんです。
緒方さんはいかがですか?」

倫 「浅生さんのご馳走が食べられそうだし参加するよ」

陽菜 「パーティーの主旨は理解してる?」

倫 「期末テストの打ち上げ?」

陽菜 「ここまでの話、ちゃんと聞いてた?」

倫 「誕生日でしょ」

陽菜 「……誰の?」

倫 「プミポ――」

倫 「もちろんヒナポンさんのです」

陽菜 「そのヒナポンって止めろ!」

文 「あはは」

倫 「日も近いことだしクリスマスと同時開催でよくない?」

陽菜 「よくない! あたしはキリストか!」

倫 「さらっと怖いこと言うなぁ」


文 「クリスマスはクリスマスでお祝いしますから」

倫 「やれやれ、イベントが重なると出費がかさむんだよね」

陽菜 「むか。倫の誕生日は祝ってやらないからな!」

文 「ふふ。緒方さんのおふざけですよ。だってお誕生日会の話は緒方さん発なんですから」

陽菜 「ほほう」

倫 「えっとあれは、そういうのやったりする部屋もあるらしいねってたずねただけで、ねぇ?」

文 「ふふ、そうでした、そうでした」

陽菜 「なんだよ、素直じゃないなぁ」

倫 「……うるさいポン」



◇演技:


最初は二名ほど違和感を感じたが、直ぐに気にならなくなった。
具体的には陽菜と寮長。棒読みも無いし、何ら問題は無い。



◆演出:
(スクリプト、画面作り)


立ち絵を細かく調整しているのは好印象。
暗転、ワイプ、シェイク、アイキャッチ的な背景の挿入等、基本を抑えている。

XPか半自作PC故か、音声が重なる際に十秒ほど反応しなくなる。



◇作画:
(キャラクターデザイン、原画
、塗り)


基本CG十五枚、差分六十二枚。
絵柄と塗りはどちらも良い、しかし基礎に若干の不安を感じる。

例えば、CG十枚目(右端中段)において、文の胴があまりに短く、顎も少々長い。
一見して違和感を感じるのはここと、制服(ブレザー)、
寮長の上着のみ。

また、厳しく見ると、口と鼻の位置がいくらか気になる所があった。
しかし、これは個人差を表現しているのかも知れない。

言うまでもなく、デフォルメを考慮した上での指摘である。



◆音楽:


全部で六曲のみ、
一曲当たり二分半。歌は無し。
ギターとピアノの二重奏が一曲、ピアノソロが二曲、クリスマス的なのが一曲。
残り二曲は打ち込みの様で表現しづらい。

何にせよ、曲数は少ないが質は良い。

効果音としての音楽が、BGMに重なるのは良くない。



◇効果音:


擬音が多かっただろうか、ツッコミを入れる際の「バシッ!」という音が活躍していた。
他にも「ポカッ!」「ドゴォ!」「ダンッ!」等、バリエーションが豊富だった。
抱きつく時には「ボォン!」「バッ!」というものも使われていた。

クラッカー、イスを引く音、紙をめくる音、袋のガサ音、ドライヤー、
食器のカチャつき、扉を開ける音(これは五通りほど)等、生活音が丁寧に付せられていた。



◆背景:


枚数は少ないが、質は問題無い。
寮に同居していても、机やベッドのランプ等に個性が出ているのが良い。
ぬいぐるみがベッドにあるだけで、文の少女らしさが出ている。



◇システム:


およそ必要なものは全て揃っている。
次の選択肢まで飛ぶ機能が無いが、ルートは単純な構造の為、問題無し。



◆他:


本作に対する見当違いの批判について論難しておこう。
個人的な感想の範疇を超えていると思われるものが、その対象となる。

では、始めよう。


ある作品の要素が、それ以前の作品に似ているという理由で、
それを槍玉に挙げ、鬼の首を取ったかの様に振舞う事は愚かである。
何故ならこの場合、複数の特定の種が、同じく特定の類に属している事は必然だからである。

つまり、りんごが甘いのはぶどうの真似をした訳ではなく、果物であれば大概が甘いということ。
赤りんごと青りんごであっても事情は同様、りんごは大抵甘いのだから。
術語で言えば、この人物が英雄でこちらがトリックスター、彼が老賢者で彼女が太母だ、
こんなものは見飽きたと言って、後発の作品を詰る(なじる)事は何の意味も成さない。

特に短編作品においては、充分な時間が無い為に、より一層記号化の危険性は大きくなる。
何故なら、選択を重ねる事で、人物の個性が確立されて行くからである。
これは、物語を深く描く事も同様である。更に、日常系というジャンルは一般的に、
物語を描くには適さない媒体である。それが分かっていながら、その点を責め立てるのは、
自らが何を言っているのかまるで理解していないという事を暴露しているのである。

仮に、日常系が物語を描くのに相応しいジャンルであると考えているのなら、
一般的な日常系の意味から乖離している。その場合、“日常系”の独自定義を明示しておくべきだ。
ある要素が、本来的に備わっていないものに対し、備わっているべきだとするのは、滑稽である。
例えば、食事処に行き、風呂に入りたいと言い、何故風呂が無いのかと質すようなものだ。


続けて、諸々の宣伝文句を真に受けていたとしたら、判断力に問題がある事になる。
その理由は、多義的に語られたものの解釈は、多くの場合に個人差が生じるからである。
例えば“赤い”と一口に言っても、紅色と朱色では大きく異なる様に。
こうした当たり屋的難癖を回避するには、これからは全てのゲーム作品の公式サイトに、
“購入者様のご期待に必ずしも沿う訳ではありません”との但し書きが必要となるだろう。

実に陳腐な表現だが、“全米が泣いた”というキャッチフレーズに対して、
一人でも泣かない者がいたからと言って、実際に訴訟するのは冗談を解さない人と言えよう。
こうした修辞技法の使用に対し、事実と異なると言って訴えるのは無粋である。

また日常系作品で、深い哲学的物理学的なコンセプトを追及する事も、一般的ではなく、
そうした場合、本作の目指す作風から大きく逸脱する事になる。

演出と演技を無視して、地の文だけを引き合いに出して掛け合いを
つまらぬと断罪する事も考量不足である。
(しかし私的に見ても、その引用箇所は特に笑える所ではなかった。
加えて、当然ではあるが、面白いかどうかは個人の好みではある)

そして、百合ゲームについて論評した結論が、別のヘテロゲームへの誘導であるのは、
どういった意図の下に筋違いの主張をしたのかが、明確に伝わって来るものである。

以上を以って、本作に降り掛かった火の粉は払われた。




◇結語:


ギャグの面白さが突出しているが、他は全体的に手堅い印象。
百合好きのみならず、幅広い層に受け容れられるだろう。





  1. 2015/01/25(日) 23:20:06|
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その花びらにくちづけを にゅーじぇねっ!

追記:8/12

急いで書いた為、雑なレビューではありますが、とりあえず上げておきます。

その花びらにくちづけを にゅーじぇね! 詳細レビュー


追記:7/10

S0013144.jpg

写真をアップします。げっちゅ屋にて予約購入です。

特典のタペストリーは、やはり耳のデフォルメが少々過剰と個人的には思いましたが、
塗りが赤文字系の方と同様であり、他の部分が全体的に良い為こちらを選択。
藍さんの口元が猫っぽくて可愛いのもポイントの一つ。

ソフマップ特典の方は全体的にデフォルメバランスが良いので、
そちらにしようか結構迷いました。ソフマップ以外の横顔絵は目が開いていて、
きつめのデフォルメが少々目立つ為、候補にはなりませんでしたが、
トレーダーの方はストッキングの方が気になって第三候補でした。

パッケージ絵と違って、大体が目に瞳を描き込んでいるのが好印象です。
耳のデフォルメや関節部分の影付けをもう少し緩めて、全体的に細かく描き上げれば
一線級の絵描きに近づくと思います。現状でも離れて見る分には申し分無いとは思いますが。

とはいえ、あまり細かく突っ込むのも余計なお世話かも知れません。

シナリオの方は今回、青文字三部作とは毛色が違うらしいので
楽しみにしていますが、まだ手を付けられそうにありません。

pr_get.jpg pr_sofmap.jpg pr_tore.jpg


追記:7/5

XPでの動作を確認。



追記:6/25

本作は既に注文済みですが、届くのが少し先であるのと、
別の作業に当たっている為、レビューは後日になります。

ご自身に合うかどうかは、とりあえず体験版をやってみて判断して下さい。

http://mikajyo.pink/product/newgene/download.html


追記:2/27


http://mikajyo.pink/product/newgene/voice.html

声優オーディションは今日までとあります。
青文字三部作では演技に問題があった事は誰の目にも確かだったので、
それらに関しても払拭されている事を願います。


http://mikajyo.pink/product/newgene/

1/23に、『その花びらにくちづけを にゅーじぇねっ!』の公式サイトがオープンしました。

サンプルCG五枚目は目のハイライトの入れ方が綺麗です。
塗りも500フォロワー突破記念の際の、
璃紗・美夜のそれと同じですね。
どなたが担当しているのでしょうか、全てこの塗りなら最高レベルなんですが。

一枚目は顔が全体的に残念な感じ。大体どれも耳のデフォルメが過剰なのは、
青文字のタイトル画面から変化無しといった所。
三枚目はモブまで描くあたりに熱意を感じます。三枚目と四枚目は、以前と同じく肉感が良いです。
二、三、五枚目は公式サイトのトップ絵と違って、瞳孔を描き込んでいるのも好印象。

シナリオですが、円氏が「白愛」に関わらない為、こちらと青文字に本腰を入れて、
前回の様な構成の甘さが払拭されている事を期待します。

以前、以下にて作画比較を行いました。

聖ミカエル女子学園 開校

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  1. 2015/01/25(日) 20:20:12|
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きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月

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追記:1/24 (深夜)

簡易まとめ:

本作は日常系で、特に大きな欠点も見当たらない為、十分に好評を博すものと思われる。
百合的な面でも、道具を使う事も無く、男が絡んで来る事も無い。

脚本の技巧や卓越した演出等は無いが、丁寧なスクリプトや効果音は好印象。
ギャグも練られていて、読んでいてストレスを感じない。

全ルート攻略までのプレイ時間は、七時間以内には収まる。
CG枚数は基本十五枚(差分六十二枚)、音楽は六曲で一曲あたり二分半。
価格に比してCGが少ない事には注意した方が良いだろう。

全体として見た時、日常系作品としては、確実に良作の部類に含まれる。

OSはXPでも起動する。DMMでの認証はユーザーIDとパスワ―ドが必要になる。
メールアドレスをユーザーIDとして入力するのは駄目だった。
本サイトのログインはどちらでも良い為、誤解を招く。

パッケージ販売を待っている方々の為にも、
メーカーはなるべく早く対応するべきだろう。


追記:1/25 (深夜)

WEBアンケートにおいて、本作のパッケージ化と続編の希望を伝えた。

ついでに『戦国†恋姫』のアニメ化にあたっての要望も提出。
前作『恋姫†無双』は百合アニメとして実に良かった。
脚本家とキャラデ、OPを担当した演出家の続投、歌と作画を重視するようにと進言。


きみはね 詳細レビュー 草稿


追記:1/25 (夜)

三組目、おまけルート終了。これで一通り終えた事になる。
全ルート合計、オートプレイで七時間程。

後はWEBアンケートに答えるのみ。

Q7.『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』の続編があるとしたら、
どのようなシチュエーションが見たいですか?

この問いにある様に、続編も示唆されている。

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 追記:1/24 (夜)

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二組目が終了、共通部分を除いて二時間程。残り一組。


一週目の攻略は、最初に陽菜固定で、相手を倫と文から選ぶ形。
いずれにせよ三回の選択肢で一方を連続で選んでおけば良い。

エンドを迎えた後、スタートから
始め直す事となる。物語開始にあたって
プロローグを選択
するのだが、ここで
倫を選ぶと、倫と文のカップリングが見られる。

キャプ画を見るのが手っ取り早いだろう。以下の一枚目は、
<陽菜×倫>、<陽菜×文>を攻略した後に、“START”から始めた場合。

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frtvgybhnjk (1) frtvgybhnjk (3)

システムも十分、必要な物は揃っている。


追記:1/23 (深夜)

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一組目が終了、三時間程でしょうか。残りは二組。

CG枚数は基本十五枚(
差分六十二枚)、音楽は六曲で一曲あたり二分半。
短いシナリオだが水増しは無い。物語性はあまり無い、しかしいくらでも続きが作れそうな内容。
三人称視点で、内面描写(独白)は描かれない。

「マヂゆり」のギャグと、「その花」のピュアさを足して割った感じだろうか。

この分量で三千円はダウンロード作品としては少々高いかもしれないが、今の所は満足している。

徹夜して終わらせたいところですが、本日はここまでに致します。


追記:1/23 (夜)


XPでの起動を確認、自作PCのせいか、時々ですが十秒間程反応しなくなります。
音声が二つ以上重なる時に発生。

開始一時間ほど、ギャグ良し、スクリプトも丁寧、音楽も良い。
ストレスは皆無。絵も違和感のある箇所はほとんど無い。


追記:1/23 (昼)

検索して来られた方には申し訳ないのですが、まだプレイしていない為、
参考になる様な事は申し上げられません。

また当PCのOSがXP故に、プレイ出来ないかもしれませんが、
本日夜に起動出来るか確認して、それからレビューを挙げたいと思います。


追記:1/15

マスターアップしたそうです。

私のPCはOSがXPなので、起動出来ないかも知れません。
ですので、皆さんがプレイなさるのを楽しみにしています。



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『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』 オフィシャルサイト

タイトル :きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月
ブランド :BaseSon Light
ジャンル :AVG(18禁)
販売形式 :ダウンロード(DMM先行販売)
価格   :2,970円(税込)
発売日  :2015年1月23日

原画  :MtU
シナリオ:うつろあくた / 宮本あかり
音楽  :有賀教平



百合の花がまた一輪咲くようです。

原画は『戦国†恋姫』で原画陣の一人としても知られているMtU氏ですね。
百合絵をアップされているのが見受けられます。

シナリオの一人である宮本あかり氏はデータが無く、新人の方でしょうか。
うつろあくた氏はアトリエかぐやの作品で有名です。

うつろあくた氏の担当した百合要素(?)を含む作品には以下があります。
『コーヒーとチョコレートパフェ ~彼女とわたしのDog Daysもしくは初めての嗜虐と恭順~

本作はBaseSon Lightの二作目に当たります。うつろあくた氏は
一作目の『少女猟奇譚 獣の告白』で、もみあげルパンR氏と共にシナリオを担当。
ちなみに、もみあげルパンR氏は同人作品『ストパニもの!』でシナリオを務められた。

この繋がりにも注目です。

ニコニコ静画 MtU氏

ask.fm うつろあくた氏

アリスソフトブログ もみあげルパンR氏

みやま零氏のブログ
(『コーヒーとチョコレートパフェ』について)

作品紹介:

{全寮制の女子校を舞台に描かれるルームメイト三人の友情と恋のスケッチ}

まるで性格の違う三人の少女が織りなす日常コメディ。
四コママンガのようにテンポよくエピソードが積み重ねられていく
ミルフィーユのように甘いガールズラブストーリー。

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  1. 2015/01/25(日) 20:19:59|
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アオイシロ PC版 感想/レビュー

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外伝、ノーマルエンド、バッドエンド、ミニゲームの一部が未プレイ。
これらを攻略後に修正する事とする。
アカイイトのレビューも後に行った。


◆序文:
(注意点、心得)


本作最大の欠点は、蘊蓄(うんちく)の過剰さと
シナリオ構成にある。
物語と蘊蓄は密接に関わっている為、聞き流す
ことも出来ない。

蘊蓄、蘊蓄、蘊蓄、食事、蘊蓄、物語、蘊蓄、食事、蘊蓄、蘊蓄……。

全体の七割は蘊蓄だっただろうか、物語部分は設定とシチュエーションが良いだけ。
“現在(いま)”を描く気が無く、大部分が過去と設定と歴史と蘊蓄に費やされる。
だが辞典を一切読まずに理解出来る方は、蘊蓄量は三割程度に抑えられるだろう。

おそらく本作は、映像作品好きにとっては赤点で、
読み物好きにはほぼ満点で、その評価を二分する事となろう。
(両方が好きな場合は、その程度によって中間点を前後するだろう)

設定と世界観の作り込みは素晴らしいが、それを語る際にまるでプレイヤーを見ていない。
ついてこられる者だけついてこいという姿勢は、ある意味で尊敬に値する。
だが残念な
ことに、筆者にはついて行くことが出来なかった。

非常に優れている演出だが、作画は使い回しが極めて多く、終盤の音響演出も
同じものを使い回している為、ルートも二人分程度を終えると飽きてくる。
しかし、作画以外は様式美と見なす
ことは可能だろう。

人物は魅力的で、蘊蓄無しなら日常会話も面白い方。

百合としても物語としても中途半端ではあるが、人物の設定を覚えて、
見せ場となるシーンだけを抽出すると、かなりのものに見えるだろう。



◇攻略:


プレイ時間目安:六十時間


以下を参照の事。ミスが無く見易さを考慮すると、最もお薦め。
http://kpf.rejec.net/ao_play_pc.html#t

プレイする上で度々お世話になりました、この場にて感謝致します。



簡易表:
(E-からA+まで) 


概ねグッドエンドを基準に評価。実際にそうであるとはいえ、
ナミルートを他より低く評価せねばならないのが実に心苦しい。
グランドルートは叙事的な面が重視され、その他は叙情的な面が押し出されている。

脚本 (what to tell 何を描くか)

グランド
保美

カヤ
コハク
ナミ
物語
D+CCCCD+
構成
D+CCCCD+

(※一.物語とは、世界の変革、個人の心境変化、それらの変化量。描出すべき事象の過不足の無さ)
(※二.構成とは、物語を描く為の適切な場面の配置、伏線、起伏、溜め、ミスリード、小道具の使用等)


以下にある汀ルートの脚本的演出は、大部分がカヤによるもの。

演出 (how to show どう描くか)

グランド保美カヤコハクナミ
脚本的
B-A-A+A-BB-
作画的
B+A-AA-A-B+
音響的
AAA
AAB+
スクリプト
AAAAAA

(※一.脚本的演出とは、見せ場を指す。出会い、別れ、愛情、信頼、危機、対決、和解、真実の劇的発露)
(※二.作画的演出とは、印象的な絵。構図、背景、表情、所作、衣装、色、光、象徴、対比、レンズ効果等)
(※三.音響的演出とは、音楽と効果音の使い方。挿入歌は含むが、演技とシステムボイスは含めない)
(※四.スクリプトとは、画面効果を指す。アイキャッチ、ワイプ、暗転、立ち位置や表情の変化等も含む)




◆脚本:
(シナリオ、構成、テキスト、表現)


本作の作風に当てられたのか、少し回りくどい言い方をしてみよう。
この程度でうんざりする様なら、本作をプレイする事はおよそ不可能だ。
以下の後に、いつも通りの書き方でレビューしていく
とする。真面目なレビューはこの辺りから。

蘊蓄を辞書で読むイメージが伝わる様に、少々模倣をした。
実際は、以下ほどに脈絡が無い訳ではなく、もう少し関連性のあるものに言及される。
回りくどい感じと、いくらか悦に浸っている様子が多少は解かるだろう。


指数関数的なシナリオ構成、初めは緩やかだが終わりに近付くと一気に急上昇する。
ちなみにこの場合の“初め”というのは、底が正数かつゼロよりも大きい数で、負の乗数から始まる場合。


辞典 <指数関数> (※ゲーム同様に、一行を約十七文字とした)

指数関数と言えば化学や物理において
も重要な役割を担うが、数学と言えば
幾何学も重要である。かの哲学者プラ
トンが“幾何学に通ぜざるもの、この
門を入るを許さず”という言葉を残し
た事は有名である。
現代の感覚で言えば、幾何学が哲学に
含まれるというのは、ちょっと意外で
は無かろうか?
幾何学の祖は“ユークリッド”であり、
ギリシア読みでは“エウクレイデス”
であるが、かの幾何学者と同名の者に
メガラの“エウクレイデス”という人物が
いる。
彼はソクラテスの旧い弟子であるが、
ソクラテスにとって弟子という者はお
らず、弟子を友人と見なしていたとい
う。
日本では有名な哲学者のニーチェは、
ソクラテス以前の時代に憧れを抱いて
いた様だが、実は彼は西洋においての
評価は芳しくないと言われている。その
真偽は推して知るべしかな。
こんな風に言えば専門家の方からお叱
りを受けるだろうか。
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~♪
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか~♪


長い場合にはこれの三倍くらい文章量で、民俗学や歴史を二転三転。
逸話に神話、果ては豚肉の解説まで始め出す始末。

しかし、豚は意外に体脂肪が少なく、10%ほどしかないという豆知識は少しだけ興味を引かれた。
それと昔のサンタクロースが煙突に金貨を投げ入れたという話の後で、
“現金最高!”等と述べ、笑える所もあるのだが、そんなのは全体の1%にも満たない。

涙を呑んでも必要な情報だけに限るべきであった。
あるいは資料集の付録としてでも収録すれば、良い落とし所となったであろう。

そういえば、ジークフリートやユニコーンを彷彿させるくだりは辞書に載らなかったが、
最低限それくらいは知っていないと困るという事だろうか。

閑話休題。


まずは構成について。

シナリオ構成に問題あり。誰かれ構わず場所問わず蘊蓄(うんちく)を延々と
語り出す不自然さ。過去を振り返るばかりで、“今”を描こうとしない。

設定とシチュエーションがほとんど全てで、後は口を動かしてばかりだ。
種々の演出はほぼ完璧な為、一時的には気分が高揚するのだが、
プレイし終わった後に、胸の奥にはほとんど何も残らなかった。

伏線は十分に配し回収され、終盤に速足で駆け上がる。
“幽霊”や“椿”、“隻眼の陰陽師”等、ミスリードも十分だった。

終盤までは起伏に乏しい事と、全体的に時間が足りない事が難点だ。限られた時間が
蘊蓄に捧げられたのが問題で、また五日間という設定も物語を描くには難しかろう。

伏線を張る時間と、物語を描く時間の割合が逆転している。

乱暴なまとめ方ではあるが、大体のルートが以下の様な形で決着する。
知らない人が出て来て会話を始める、その少し前に現われた人と戦いだす。
何故か先の人が味方になってくれて、状況が好転する。感動的な雰囲気で終わりを迎える。

テキストについて。

膨大な量の文学や小説を読み込んでいるのが伝わって来る。
雰囲気を出すのも実に上手かった、言葉自体が演出になっている。
設定や知識も含めて、その学の高さが伺える。

作風に合ってはいるが、難読漢字があまりにも多い。辞書が数百回は必要になる。
漢検なら準一級レベルだろうか、固有名詞や読み方まで考慮すると、更にその数を増す。

入力ミスかも知れないが、“科学的エネルギー”ではなく、“化学エネルギー”だろう。
細かい事だが、空気中における酸素の組成(成分)は、
“20%”ではなく“約21%”である。とは言え、端数を切っただけか。

誤字脱字は辞書の中に数回あっただけだろうか、分量に比して極めて少ない。

人物について。

やはり根方宗次、そして夏姉さん。この二人の守るべきや救うべきといった想いが、何より魅力的だった。
重ねて言うが、汀ルートの脚本的演出は、特に夏姉さんの在り方を考慮したもの。



◇演技:


最も印象に残ったのは根方宗次。若干時代がかった低く安定した迷いの無い渋い声。
声無き声を表現するナミ、大袈裟な感情表現が心地良い百子。
カヤの一本気で全てを貫く決意と、内に秘めた優しさ。梢子の良く通る声も良い。

物語があまり描かれない為、声優の技量がそれを演出しなければならない所だが、
どの方もその域に届いている。実に良い仕事だった。
特に
宗次とカヤは最高だった、何度も聴き直したい程。



◆演出:
(スクリプト、画面作り)


日常シーンにおいては、多少過剰な部分があるものの、漫画的な絵柄には合っている。
全体として見れば、ほぼ満点と言えよう。

使い所や回数は少々過剰だが、回想や曖昧な記憶の演出も手が込んでいる。
テキストと併せて、伏線にも近い効能も見られた。
涙でぼやける視界、風に揺れる視野、通常のカメラワーク(パン・ティルト・ズーム)も多い。

思考している時に画面をモノクロにするのは、自己に没入している感じが出ている。
不確かな記憶が色を取り戻す演出も上手い。水(海)に喩えた記憶もその一つ。

立ち絵においては、一貫してPOV(主観)視点、つまり主人公の立ち絵が無い。
これは主人公に対する自己投影を促してくれる。
しかし百合としては、ヒロインと映っていて欲しいと思う所もある。意見が分かれよう。

ロングショットで捉えた絵が印象的だった。逆光においてシルエットが浮き上がり、
ある儀式の一幕が眼に焼き付いた。

主人公が他の娘と仲良くしていると、あるヒロインがジト目で妬いてくれるのが可愛らしい。

スクリプトの組合せは、効果音と併せて気が利いている箇所が多い。
以上までに挙げた箇所の数倍くらいの種類、良いものが見られた。



◇作画:
(キャラクターデザイン、原画
、塗り)


漫画に近い仕上げ。線が太く、若干ベタ塗り気味。
違和感を感じる箇所はほとんど無く、非常に安定している。良い絵だ。

比較的古い作品ではあるが、目のハイライトには縁取りが見られた。



◆音楽:


伝奇の雰囲気を演出するのに、大いに貢献していた。どの曲も質が高く量もある。

挿入歌の使い所も良い、エンディングに繋ぐのも定石通り。

中古でさえ、サウンドトラックが五倍から十倍に高騰していて手が出せない。
再販を願うばかりだ、予約を募ってみたらどうだろうか。



◇効果音:


アナログテレビの旧いスピーカーや、電話の周波数帯域が適切だった。
(通常、電話は3000Hz以上がカットされて、くぐもって聞こえる)

足音は十種類はあっただろうか、道路、階段、山道、海辺、踏み石、洞窟、森。
それらに加えて歩く、走る、着地する等、結構な数に昇るだろう。細かくて良い仕事だ。

箒(ほうき)や蝉(せみ)、島鳴き、葉のガサつき、水の跳ねる音、バスに自動車、
枚挙に暇が無く、数えるのを途中でやめてしまったが、非常に丁寧だった。



◆背景:


J.C.STAFFが担当しているだけあって、質も量も問題無し。
キャラ絵に合っていて雰囲気を損なわない。



◇システム:


インターフェイスタブを極限まで絞っているのが好印象。(僅か四つ!)
逐一、“スキップはどこかな?”等と探す手間が掛からない。
必要な物は全て揃っている、何も問題は無い。

システムサウンドもまた、世界観の演出を助けていた。



◆他:


セーブタイトルで笑いを取りに来る姿勢は良い。“電話に出れんわ”等。



◇結語:


構成と蘊蓄さえ見直せば、名作の域に届いただろう。真に惜しい作品であった。

とりあえず、百子に仙台牛(国産A5ランク)のヒレステーキを食べさせてあげたい。





  1. 2015/01/19(月) 00:12:07|
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