百合ゲームレビュー -Works of "L" favorites-

サイト移転しました

アンジュ・ヴィエルジュ BD-BOX レビュー

P1090314.jpg 

前書き:


予約していたBOXが先日届きました。

なぜ今レビューするかと言うと、全巻同時に予約していたのが分割発送で
一巻だけ届いたのと、
所有者の数が多くはなく、情報が少ないように思えたからです。

風呂シーンでの光は解禁されていないそうですが、
それ以外の作画修正はまだ僅かに可能性が残っているので、全巻揃えた後に確認してみたいと思います。



ブックレット:


P1090315.jpg

ページ数は36。表紙と裏表紙の紙面を入れると、40ページ。

本作の全脚本を担当した、シリーズ構成・高山カツヒコ氏の解説が特に魅力的でした。


13ページより。人物設定について。
COMMENT 02 紗夜が眼鏡を外した理由

「紗夜は過去に眼鏡をかけていましたが、現在は使っていませんよね。
地味なイメージにしたいから眼鏡にしたんですが、実は裏設定があるんです。
紗夜って光を操るプログレスじゃないですか?エクシード能力に目覚めて、
光を屈折できるようになったから、眼鏡がいらなくなったんです」(高山カツヒコ)


17ページより。全体と第1話の構成について。(以下の表題は1話について)
COMMENT 08 描かれるドラマは紗夜のみに焦点を絞る

「世界や事件の設定が複雑な作品は、ただ事件を追っていくだけの話に
なりかねません。事件だけで物語を展開させていくと、テーマやドラマが薄く
なりやすくなります。今作で描きたいのは事件ではなく、キャラクター間の
ドラマ
です。かといってキャラクターの内面だけを描いていても、映像という
媒体では伝わりにくい。ただ情報を伝えるだけでは、視聴者の心に残りません。
1話はこれからドラマを魅せるための下準備の回と言えます。特に第1話は
設定の情報や前提条件が多いので、ドラマ成分は少なめです。第1話の
ドラマは、紗夜の焦燥感のただ1点のみです。自分の実力を思い知って、
紗夜がヘコむだけというシンプルな扱いにしています」(高山カツヒコ)

本作は動かしやすくする為に、割とカロリー控え目なキャラクターデザインということもあり、
一話で切ってしまった方も少なくないのではないでしょうか。(正直、私は切ろうか少しだけ迷いました)

一般的には魅力的な絵が第一で、次に作品自体のブランドがあり、
最後にスタッフの順で期待感を感じるものだと、私は考えています。

この作品のキャラデに関してですが、眉毛は線一本が基本で、目の描き込みも多くはありませんし、
仕上げにグラデーションが掛かっているわけでもない。
(眉に少し厚みを持たせていたカットはいくつか見られましたが)

原作もおそらく知名度がそれほどある方ではない。

私は『喰霊-零-』を視た時から、構成を務めた高山カツヒコ氏の名前を覚えていたので、期待感は維持出来ましたが。

物語を眺める視聴者の心には、精神の静止摩擦力とでも言うべきものがあって、
強いドラマによって初めて心が突き動かされるのだと考えます。
一度動いてさえしまえば、そこからは視聴意欲が維持しやすくなります。

本作では三話までかけて一つ目のドラマが描かれ、作品の方向性が明確に見えてきます。

一話の段階では、紗夜がイラだっている姿ばかりが散見され、設定も抽象的で捉え所が無い。
ドラマがほとんど無くて視聴者の関心を惹きつけるという事が無い。
しかし、それらは全て丁寧な下準備であったのだという事が、二話の終盤辺りから明らかとなる。


25ページより、主人公について。
COMMENT 02 「うざい主人公」をあえて描くこと

「紗夜の描き方って、今の時代では冒険です。主人公に該当する
キャラクターを『ウザく描く』と、最近の視聴者は離れてしまいますから。
中途半端に嫌われないように描くよりは、思いっきりやって勝負しようと思い、
現在の展開になっています。やっぱり成長前のプロセスとして、
キャラクターのテンションが下がるところは下げてないとダメなんです。
一方、状況面で『ウザさ』を緩和してくれたのお風呂です(笑)。
お風呂でウザい話をすることで、柔らかな印象にしつつも、ドラマの骨子が
ブレなかったのではないかと思っています」(高山カツヒコ)

昨今は娯楽も増えて、時間を奪い合っている状況なので、
視聴者も即決で判断を下す傾向があるのは確かでしょう。

そうした状況の中において妥協しなかった事で、本作は一部の人に強く愛される作品となったと言えます。

魅力的な作品を可能な限り自分で見つけて直接触れるのが理想ですが、
有限な時間を効率良く使うには、良識を具えた(そなえた)有識者の声に耳を傾けるべきと考えます。


25ページより、舞台設定について。
COMMENT 03 設定の開示は段階を追って見せる

「TCG&アプリゲームを原作にしているアニメということで、
設定はかなり膨大です。アニメでもそれを基軸にして世界を作っていますが、
1エピソードで一気に説明してしまうとわかりづらいわけです。
そこで分割して少しづつ説明することにしました。
第3話ではエクストラ、そして第4話では世界水晶段階を踏んでいることが
分かってもらえると思います。設定の説明を指令室に集約していることは
前回お話ししましたが、これによって「わからない人は指令室シーンを
見ればいい」という形になっています。これは余談ですけど、説明役として
Dr.ミハイルが登場していますが、原作には安藤環という学校の先生もいて、
そのキャラを登場させる案もあったんです。
でも、よく聞いたら、両方とも声優が相沢舞さんだったという(笑)。
さすがに同時に登場して一人で二人の会話はどうかと言う事で、
今回はDr.ミハイル一人になりました。」(高山カツヒコ)



P1090316.jpg P1090318.jpg
監督&シリーズ構成が語るアニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』への愛! | アニメイトタイムズ

こちらも参照することをお勧めします。



早期予約特典:


公式サイト等を見ると、三枚あるように見えますが、実際は一枚にまとめられています。

P1090324.jpg



ジャケット:


違和感無しに程良くパースがかった(遠近感のついた)上手さを感じる絵だと思います。

P1090312.jpg



ポスター:


各話紹介の裏面が、ジャケット絵を使用したポスターのようになっています。
縦60cm弱、横20cmくらい。

P1090308.jpg


構築済みデッキ:


P1090307.jpg


以下の三枚の写真にあるもので、封入されていた全種類です。

P1090304.jpg



百合的には、これが一番雰囲気があります。
表情だけでなく、軽く握った拳と緊張気味の肩に感情が乗っていますね。

P1090302.jpg


左はBD-BOX1の特典で、右はCDの特典です。

P1090305.jpg


“プレイマット”とありますが、素材は紙ですね。

P1090297.jpg




サウンドトラック:


『Requiemu for…』と『紗夜の覚醒』の二曲が特に良いと思います。

囚われの天音を前にして、深く後悔する紗夜。
各プログレスが天音との内面的な和解を迎え、対決へ至りそれを乗り越え、変革する。

どちらの曲も印象的な場面を想起させてくれます。



後記:


BOX2と3が届き次第、記事に追記していく予定です。


P1090321.jpg




[タグ未指定]
  1. 2016/11/27(日) 20:57:00|
  2. 新作関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<オメガラビリンス 関連書籍 レビュー | ホーム | アイドルデスゲームTV 烏丸理都について>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mimesis37.blog.fc2.com/tb.php/321-235dfa18
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

月桂樹

Author:月桂樹
◆サイト移転のお知らせ◆

http://www.yurigame.net/


大変お手数をお掛けしますが
ブックマークの変更など
よろしくお願い致します。




よるのないくに2:
楽しむコツ
・一周目は障害物を無視
・〃好きな武器を使用
・アップデートを適用
・サイドストーリーを
DLCで購入

ヴァルキリードライヴ:
楽しむコツ
デフォルトのペアで
クリアランクSSを取り、
初回からオーダールート
に入ること。
対象ステージはDrive
01~04、12~16
詳細は攻略サイトへ

星彩のレゾナンス:
楽しむコツ
初回に奈岐ルートに入り
プレイ意欲を確立する。
下級生ルートは流し読みで。
ゲームパッド使用推奨。
アクションはガードで
キャンセル可能

最新記事

カテゴリ

更新一覧 (6)
ADVゲーム (35)
ゲーム (18)
新作関連 (16)
コラム他 (23)
オーディオ (6)
星彩のレゾナンス (4)
つうかあ (14)

星彩のレゾナンス公式

星彩のレゾナンス考察

http://www.resonator.jp/

ヴァルキリードライヴ考察

http://www.mana-inagawa.info/

連絡先

laurel32237@gmail.com

サイト内検索

<注意>

本サイト内で用いた
“百合好き”の語は
筆者の想定する層
を指している為、
読者諸氏が必ずしも
そこに含まれる
とは限りません。
“百合”の意味する所も
個人差がありますので
ご注意されるよう願います。

レビュー内にはいくらか
造語を用いています。
留意しておいて下さい。

解説やレビューは
筆者の主観であり
絶対的なものという
わけではありません。

ミスがあっても
気付かずに放置する
こともあります。

示した見解は、
記事を書き上げた
当時のものであり、
現在とは異なる
場合もあります。

整合性を取る為には
記事を全て見直す
必要がありますが、
その為に使う時間が
ありません。
全体の95%が
正しい記述となればいい
くらいの気持ちで
書いています。

当ブログは、
PCからのアクセスを
前提としたサイト作りに
なっています。